About AMANE

AMANEは16ch構成の立体音響マイクシステムです。3次Ambisonicsに対応しています。
AMANEは「あまね」と発音します。
漢字では「周」と書きます。
AMANEのアルファベット5文字は次の単語の組合せからなります。
・Ambisonics
・Microphone
・All
・New
・Experience
これらを使って英文的にすると、Ambisonics Microphone for All New Experience. 本機の機能や目的を表現した文になります。
「全ての新しい(音)経験のためのアンビソニックスマイクロホン」という意味を込めました。
また、漢字の「周(あまね)」は「自分の周囲」や「周辺」などを意味する事から「アマネ」というフレーズは本機の機能や目的にピッタリであると感じた次第です。
    
AMANEは今後「AMANE Series」を目指したいと考えています。
その第1号がこの16chマイクシステムですので「AMANE-One」と名付けています。


新しく考えたロゴがこれです。


AMANEの実体説明の前に立体音響そのものが抱える課題について考える必要があると感じています。
そもそも立体音響は必要か?立体音響があると何か嬉しいのか?などについてです。
独自発想の域は出ませんがこちらでまとめつつあります。
AMANE構想そのものとAMANE-Oneの仕様を決めるに至った経緯はこちら(AMANE構想の経緯)で説明させて頂いています。また、AMANE-Oneを使った収録サンプルもこちら(LINK)で確認頂けますので併せてご参照下さい。


16chAmbisonicsMic

AMANE-One

AMANE-Oneはこんな姿をしています。
高さ:198㎜
直径:100㎜(真上から見るとまん丸です)
重さ:まだ量っていません。
横からUSBケーブルが1本出ているのみです。
黒い部分は樹脂で出来ていて、高い強度を要求される電子機器の可動部品(ギアなど)と同じ素材を使用しています。
シルバーの台座はアルミ材を今回は使っています。
球体には16個のMEMSマイクが埋め込まれています。
このマイクからの信号を内部でデジタル処理をしてUSB出力出来るような仕組みです。
内部の電子回路用電源はUSB給電で賄いますので、USBケーブルをPCに接続するのみですぐに運用する事が可能です。
Macの場合(最新OS)は自動的に16chのサウンドデバイスとして認識しますし、Windows/Linuxでは別途ドライバーのインストールをすれば以後の運用はMac同様にUSB接続するだけで利用する事が出来ます。
シルバーの台座には3/8インチのマイクネジ(メス)が切ってありますので、一般的なマイクスタンドに直接取り付ける事が可能です。


16chAmbisonicsMic

AMANE-One(風防付)

風防は仕様には含まれませんが、市販のものを改造する事で装着出来る事を確認しています。
独自にいろいろ試してみるのも良いかもしれません。
別途事例集でご紹介しているサンプルにはこの風防を装着して収録したものも含まれています。


バラバラになった AMANE-One

6角レンチ1本でバラバラにする事が出来ます。
カチッとしたガードでマイク球体を守りたい場合も工夫が出来そうです。
ただ、バラバラにするのは「自己責任」となっています。